栄養士さんの元気になる話

元気になる話:しつけ

 <このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 子育てアドバイザーとは、子育て中のお母さんの心の声を聞いて、お母さんに共感して子育ての知恵を伝え互いに喜び合うことが出来る人です。何かありましたら何でもお気軽にお話下さい。

 さて、長い夏休みお子さんと過ごす時間も多く、ついしかりすぎたり、イライラ叱りしていませんでしたか?

 お子さんが寝てしまってから

「ごめんね、叱りすぎて。」

 なんて言う経験はどなたにもある事と思います。

 子育てにしつけは必要ですが、この「しつけ」しつけ糸から来ているのです。

 まっすぐ曲がらないように縫うためのしつけ糸。お母さん・お父さんのしつけ、本縫いになっていませんか?朝から叱ってばかりでエネルギーを消耗しているお母さんも少なくありません。許容範囲を決めておく事でお母さんの疲労も軽減されるはずです。

 叱る時は本当に危ない時、危険な時に厳しく叱ってあげましょう。なぜだめなのかも教えてあげましょう。そして最後に抱きしめてあげる事も忘れないで下さいね。

元気になる話:幼児期の食事

<このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 幼児期の食事について  
① 食事時間はなるべく一定に-決まった時間に食事をする事は、生態のリズムの形成に重要で子供の消化吸収率等も上がります。
② 食事はゆっくり時間をかけて-忙しいと十分にかめず丸飲みしてしまい、かまない子・かめない子を作ってしまいます。食事時間は20~30分くらいがベスト。
③ 食事はおいしく楽しく団らんの場に。
④ 事前の心身の準備を大切に。
⑤ しつけは自然に。
⑥ 甘え、遊び食いとはさよならしましょう。

食習慣のしつけ
1、食事時間は30分以内
2、手を洗う。
3、いただきます。ごちそうさま。
4、良くかんで食べる。
5、好き嫌いを言わない。
6、食後はうがい。
当たり前のことですが、出来ているようで出来ていなかったりしませんか?

   <平成18年6月院内報から抜粋>

元気になる話:ストレス解消

<このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 家庭・家庭・学校で私たちはストレスの多い日常を生きています。ストレスに負けそうな状況を食事で明るく元気の出る方向へ変えていきたいですよね。

  1.ストレスに対抗できる栄養を摂る。

 ストレスにより消耗する栄養素は、蛋白質・ビタミンB・C・カルシウム・マグネシウムです。何でもバランス良く食べることが常に大切なです。旬の食べ物を食べる事で栄養価が高くなった食品を取り入れることが出来ます。サワラはビタミンB、菜の花はビタミンc、カルシウム、キャベツはビタミンK等。

  2,ストレスが多い時には上手に手抜き。

 料理を作る気にならなくても、食べなければストレスに負けてしまいます。フライパンや鍋一つで主菜副菜を兼ねる品を作り、後はパンやご飯で十分です。ポトフやスープ等。

  3,みんなで作って食べる。

 家族や気の合う仲間と一緒に作れば会話も弾み楽しさも倍増します。

   <平成18年5月院内報から抜粋>

元気になる話:鬼ごっこ!

<このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 運動嫌いで肥満気味の子供にスリル満点の「鬼ごっこ」を!心と体がイキイキします。

 子供が外遊びをしなくなったと言われています。

 これが社会性の低下や肥満児の増加につながっているとのこと。遊び方がわからない現代っ子の特効薬は「鬼ごっこ」では?

  1. 運動嫌いでも楽しく体を動かせる。
  2. 平衡感覚などの運動能力が養える。
  3. 自主性や意欲を育てる。
  4. 仲間作りがスムーズになる。

 子供とする「鬼ごっこ」は、親の体力作りもサポートします。室内で軽く追いかけっこだけでもいい汗がかけます。

 親子のスキンシップとしていかがでしょうか?

   <平成18年3月院内報から抜粋>

元気になる話:食育のすすめ

<このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 お子さんは朝ご飯を食べてから幼稚園や学校へ行っていますか?

 学年が上がるほど、朝抜きのお子さんが増えてきています。思春期を明確に区別することは難しいですが、理想的な体型を求め、食生活に問題を起こすお子さんも少なくありません。

 発育、発達の著しい時期の栄養、食生活はお子さんの心身の発育、発達、健康状態に大きな影響を及ぼします。「キレル子供」の食生活が問題になりますが、お子さんの心理状態に食生活のあり方が何らかの形で関わっていることは否めないようです。

 人は生まれてから、お母さんからおっぱいやミルク、やがて離乳食も食べれるようになります。

 大きくなって一人で食べたり、飲んだり出来るようになったお子さんでもきちんと栄養がとれるようになったお子さんでもきちんと栄養がとれるよう、おうちの方が見守ってお声をかけてあげることが大切ですね。

   <平成18年2月院内報から抜粋>

元気になる話:子育て中のお母さんは大変。

<このコーナーは、当院で栄養指導をしてくださっている『栄養士兼子育て支援アドバイザー』の方に寄稿していただいております院内報の記事を紹介しております。>

 子育て中のお母さんは、夜中も授乳があったり大忙しのコンビニエンス状態ですよね。

 産後に風邪を引きやすくなった、と言う話をよく聞きます。忙しさのあまり自分を気遣う暇がなかなかありません。体のSOSは早めに見つけましょう。「朝なかなか起きれない。」「何となく体がだるい、疲れやすい。」「ストレスを感じイライラする。」そんな症状がある人は、食生活を思い出して見てください。鉄分、カルシウム不足かもしれません。

 「隠れ貧血」の女性は多い物です。鉄分=レバーではなく、赤みのお肉・お魚を進んで食べてみましょう。召し上がる時には、レモン汁をかけてからいただくと吸収率が上がります。緑色野菜も忘れずに。

 カルシウムは、夕方から夜にかけて体内に吸収されやすくなっています。夕食にカルシウムたっぷりの献立をとれると良いですね。元気なお母さんになって楽しい子育てを!

   <平成18年1月院内報から抜粋>